五等分の花嫁・112話感想その2 五つ子で よかった
「私たちはいつまで、五つ子なんだろう」
いつまで五つ子何だろう...
ずっとずっと五つ子?
風太郎が答えを決めるまで?
「ほらほら、フータロー君との
約束まで時間あるし
気分入れ替えて後夜祭楽しもう!」
「ええ、どこ行きましょう
やはり、せーので…」
「全員の行きたいとこ、順番にいくわよ!」
皆で回りたい二乃。そうですね…
全員の行きたいとこ、順番にいくわよ!
最後なんだから…
という事でしょうか。
風太郎が出す『答え』によって、
五つ子が、五つ子でなくなる…
そうなれば、これが…
こうして学園祭回る事こと、そういったことが
これで最後になるかもしれない…
しかし姉妹達は受け止めようとしています。
風太郎の出す、その『答え』を。
「中野一花さん
学園祭中弟がお世話になったみたいね
ありがとう」
「あ、迷子の…?」
「これ、まだうちの屋台やってると思うから
引換券あげる」
迷子になっていたショー君の、
そのお姉さんなんですね。
「弟も応援してるって、
頑張ってね」
その言葉を噛みしめるような一花。
「何...?あんたのファンってことなのかしら」
「どうだろう」
でも、これがやりがいって
やつなのかな?
「これが私の目指してる道だよ!」
そう、風太郎に言っていた一花。
女優を夢として頑張っていた、努力の結果なのでしょう。
『やりがい』という、『喜び』
その味は甘いのでしょうか? それとも苦い?
きっとその味は、噛みしめている
一花本人にしか、わからないのでしょうね。
「...あちゃー」
「うちの屋台、誰もいないね」
「皆、出し物の結果発表を見に行ってるんだよ」
「……」
「じゃあ私たちも…」
「二乃」
「今日この場所にお父さんが来てくれたのは
二乃のおかげだと聞きました」
「え...」
「実際すごいよ二乃」
「あの怖ーいお父さんに立ち向かったんだもんね」
私だけの力じゃないわ
あのパンケーキの生地は三玖が作ったもの。
三玖の手柄半分、と言っている二乃の眼差し。
三玖にも感謝しているのでしょうか。
「だけど、あんたたちも
立ち向かわなきゃいけない日がくるわ
思ったより近いうちにね」
マルオの五月に言っていた、父親としての言葉は、
きっと二乃にも伝わっています。
そしてパンケーキを口にしていたマルオは
「次は家族全員で食べよう」と言っていました。
立ち向かわなきゃいけない、とはきっと
姉妹としっかり向き合うようになったマルオの、
父への気持ちに、こちらも誠意を示す、
という事でしょう。
きっと、次の家族での食事は
今までの食事よりも、違ったものになるのでは?
二乃がいるのなら、きっと大丈夫でしょう!
二乃の優しい気持ちの入った、
甘すぎるパンケーキも、悪くないでしょうね。
四葉の手伝っていた演劇部。
そして三玖が奮闘していたパンケーキ屋。
ともに受賞していたみたいですね。
「やったね、四葉」
「三玖も、おめでとう」
「最初はクラスメートに嫌われないか怖かったけど
やるべきと感じたまま、やり抜いたことを
後悔していない」
「うん、私も同感」
勇気を出せばどんな不可能でも、そう自分に言い聞かせ、
クラスの催しに奮い立った三玖。
四葉のこなした仕事に、感謝していた
演劇部をはじめとした人たち。
そして二人の行動として...
東奔西走。走り回り、相手に気持ちでぶつかり、
「たとえ望んだ結果が出なくても、
後悔しながら生きていくより100倍いいよ」
たとえ、その結果が悪くても、
『今』が大事。『今』頑張らないと、
きっと失敗して後悔してしまう。
相手を信じ、相手に向き合うことで、
前に、未来に進むことが出来る。
二人とも、きっと学園祭では、
かけがえのないものを、手に入れたのでは
ないでしょうか?
そのかけがえのないものが、
未来を照らす力になるのでしょう。
この夜空の星のように、明るく…
「残るは五月ちゃんの行きたいとこだけど」
「ええ、私は」
ぐーっ
「この通りです」
「なんだかふっきれた感あるわね」
この神々しい背中。
五月のポテンシャルの高さが、私は恐ろしい。
そして二乃の的確なコメント。
「そうだ、さっきもらった屋台の引換券あげるよ
ポップコーン屋さんかな」
ほう... ポップコーンとな…
五月悪い顏してるし、悪いよだれ垂らしてる。
私の文章が、よだれで霞む...
......っ
大変です!
いろんな味があります!
大して大変でもない件。
本当ですか? 信じられない?
って顔してる五月。
え? 何?
末っ子やから、やりたい放題か?
「どれも捨てがたい…
しかし引換券は一枚だけ… どうすれば…」
「五月が決めなよ」
「しかし、これは一花が
もらった引換券!」
五月姫様の独壇場と化してる。
他の姉妹が付いて行ってない感。
「それに皆の意見を無視することはできません!
私たちは五人で一つです」
「とは言ってもねー」
「どうせもめるのは見えてるし」
「ああ、五つ子なのに!」
「五つ子だからね」
五人で一つの五つ子が、ポップコーンで大騒ぎで。
難しいんですね、五つ子。
「あのー…もう塩味しか残っていません」
これが現実の厳しさ。
「ん~ うまっ!」
「やはり基本が一番だと思い知らされます」
「はぁ」
「改めて五人でいるって、めんどくさいことだらけだわ」
「私たちが普通の姉妹だったら違ったのかな?」
「うーん、それはそれで、別の悩みがあったろうね」
「二乃が妹いじめたり」
「あーら、五つ子でよかったわね」
「はい!
五つ子で良かったです!」
だよねー 私、皆がいたから頑張れた気がする
この学園祭中、離れてても皆を感じてた
うんうん、同じ顏の別の子が頑張ってるってだけで、
私にもできる気がするんだよね
ふんっ、今更だわ
五つ子というのは、これからも
ずっと切っても切り離せないのでしょう
だけどそんな同じ問題を私たちは五人で
一緒に持つことができるんです
それはとても幸せなことで、私はこう思ってるんです
五つ子で よかったと
そして、その時間が…
終わってしまう…
「そろそろ時間ですね」
上杉君
今日の
全てが終わる頃
私たちは
各々の部屋で待っています
各々の想いを
抱えたまま...
私たちは
あなたを待っています
待っています
あなたの出す、その『答え』を
はい、今回の112話感想その2
五つ子で よかった
終了になります。
どうでしょうか? 112話、二回でまとめたわけですが。
いつもとは違うでしょうが、私はそれなりでは
書けたと思っています。
今回の話は切なく、そして姉妹の覚悟を感じる、
そんな112話でしたね。 それではまた。
前回の112話感想その1への
リンクになります、よろしければ。
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109話110話111話の五月回を振り返り、
風太郎の『答え』を探す投稿になります。
私はこういうの好きです、楽しい。
皆さんからすると、つまらないかもしれません。
当ブログでは風太郎の考え方がわかっている
前提でお伝えしています。ネタバレっぽい内容を
知りたい方はこちらでご確認下さい。
私が考察しただけで、内容の保証はしかねます。
風太郎の『答え』に対する考察です。
今の当ブログ看板投稿です。
感想最新111話~
その1のやっつけ感、その2のはっちゃけ、
その3の締め。書き方が違いすぎる…
110話感想~
その3、本当に気に入ってます。
苦労もしましたが、やって良かった。
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画像は今週にでもまた差し替えます…
忘れてた...用意するの