五等分の花嫁・過去編3
過去編第三回まで来ました。
今回は四葉と風太郎が京都を巡り、最後に将来についての話をするところまで。
88話中心になります。風太郎にとっても四葉にとっても、ここから始まったことで、今と繋がってるところがあります。
シーンは京都、清水寺でしょうか。二人で来たようです。
さながらデートですね。四葉はノリが良く楽しそうです。
スッとポーズを決める四葉、五姉妹とはなれて、
自由に遊んでる感じが出てる気がしますね。
ここで物語のキーアイテムであるお守り。
こちらは34話から。
お互い「一人ぼっち」になってしまった、という話はしていたのでしょう。
仲良くしよう、「私には君が必要だもん。」
「一人ぼっち」同士仲良くしよう。 四葉は風太郎に惹かれる何かがあったのでしょう。この時点ですでに、風太郎といると自分の答えが出せそうな気がしたのかもしれません。そして風太郎にも何か四葉がしてあげれる、と思ったのかも。一人でいた点に共感し二人で一つの何かを探せれる、お互いのピースがはまる感覚のような、直観的なものから来てるセリフでしょうか。
お守りを買うシーンが出ています。
お守りを五個購入。学業で五個。
まさか五つ子とは思うわけもなく。
83話からのコマ。
楽しくないはずがない、と言っています。
二人の仲が良いので、少しダイジェストで
と、言う事で仲良く一人ぼっち同士ならぬ、無一文同士に。
仲良すぎ。
いや、ホント会話は弾んでるし、初対面とは思えない。
仲が良い、という点。
過去編1、過去編2にもかきましたが、どちらも「一人ぼっち」なんですよね。風太郎は仲間の輪から自ら外れていってます。四葉は姉妹とはぐれてしまい、一緒にいることに疑問を持っています。どちらも今が本当にいいのか、どうすればいいのか、悩みながら一人になっています。心の拠り所が欲しかった、っていうのはどこか思っていたのではないでしょうか?
四葉の母親は入院もしていたせいもあり、子供からすると見ていて辛くもあるでしょう。おせじにも裕福とは言えないアパート生活だったようですし。
風太郎も小さい妹と、父親も夜の仕事だったりしてます。借金もあったようですから、いろいろ大変でしょうね。風太郎は、それは仕方ないと思っています。
母親の為に、自分が頑張って勉強して、いい会社に入って母親を楽させてあげる。そしたらきっと私がいることに意味ができると思う。
自分の居る意味、五人でいる意味、五人いる中で自分がいる意味。
この時のこのセリフが四葉が悩んでいた、五人でいる事が正しいのか?という悩みに対する自分なりの答えだったのでしょう。その為に学業守りだったんですね。自分の居る意味を探していて、答えを見つけたということでしょう。
そして、感化されたように風太郎。風太郎も共感したのでしょうか。
諦める事よりも、自分のするべきことが明確に見えたようです。
四葉が母親を楽させてあげようと思っているのと同じく、
自分も妹の為に勉強し、必要ある人間になれるのかもな。
今が「一人ぼっち」という事に対し、お互い誰かの為になる、誰かに必要とされる人間になる。まさに理想であり夢。
二人で夢を見つけ、決めて、誓い合う。
四葉は夢を神頼みするのと同時に、何かを見つけたようです。
自分の夢を、同じように一人になっていた風太郎と一緒に見つけて話せる。
それはもう、特別なことでしょう。
天の川のような星空が綺麗です。
あっちこち探したマルオが迎えに来ます。
相当探したでしょうね。
過去編3はこれにて。
簡単にまとめましょう。
・勉強を頑張って、必要とされる人間になるという夢。
・お互い神頼みしたが内容は不明。
きっとお互いに目が覚めたように、
世界が変わったかのように見えたのでしょう。
一点だけ、私自身すごく気になっている点があります。
写真ですね。四葉と風太郎、二人で撮った写真を撮る場面が描かれていない点です。四葉が救われた後で、演出で描かれるのかわかりませんが、この段階で書かれていない点が気になってしょうがないです。あれは四葉で間違いないでしょうが、この五等分の花嫁は確定するまで、気が抜けません。この写真、京都で撮った時にデジカメの画像で四葉が見ているのかもわかりませんが、風太郎が写真を持っていた事実は、四葉は知らないはずです。写真を四葉が見た描写も無かったと思います。今は一花が持っていますが、どこかで四葉が写真を見て、「これ誰?」とか言ったらミステリーこの上ないです。写真=花嫁というわけでは無いのですが。
不安を書きながら、過去編4に続きます。
次からは佳境ですね。 四葉に苦難が襲いかかります。