五等分の花嫁・110話感想その3 「夢に願って泣いて叫んで微笑んで」
はい。どうもBEEBです。
来ましたね。ブログ読んでる皆さんと、
ブログ書いてる私との対決企画。
初見さんにも一言だけ。
110話感想としていますが、対決企画になります。
私が今回、ブログ読んで下さる皆さんを全員、
泣かせるつもりで書くので
誰が得をするのか、それとも誰も得しないのか、
完全謎企画になっております。
読んで下さってる皆さんが泣くのかどうか。
良いですよね、ブログの意味すら崩壊しそうです。
感想の意味は、もう崩壊しています。
私は今まで書いて今回が一番エキサイティングです。
楽しくなってきた! 何もかも意味わかりませんが!
まず最初に。少しお話を。
今回の話を十分楽しむためのご理解を頂きたい。
今回は『夢』 五月の夢への話ですよね。
夢、希望ですよね。 希望、そして願い。
『夢』というのは私の中では欲望です。
願いを叶えるための原動力。
欲望は、誰しも心の中にあって、
それが素直に中々出てこない。言い出せない。
自分に夢が無い、願いが無いといったりもしますが、
そんなわけがない。欲望が無い人間なんていません。
本当にしたいこと、それが欲望であり、
そして夢だと、私は思います。
わかりやすくすると富、名声、愛や恋もそうです。
じゃ、なぜ夢がわからなくなるのか?
無堂の話で、夢がわからなくなってしまうのか?
夢が夢だから、わからない… わかりにくい。
欲望とするならわかりやすい。
では、自分の中の欲望をどう見つけるのか?
そうですね、ベールを剥がす。
ベールを剥がす為の涙であり、叫び。
だから泣いたり、叫んだり、
そうする必要があったりもします。
夢を掴むために。自分で叩きだす。
良いですね、欲望に忠実になる瞬間。
それが夢を見つける、という事だと思います。
夢を見つける為に、涙し、叫ぶ。
私の主観ですが、そういったお話だと
私は思っています。だいたいこんな感じかと。
ここで少しアレ?って思う方も
いらっしゃるかもしれませんが、
途中で補足的なのは入れたいと思います。
ついでに、なんだかガチな話で
すみません。途中で解釈入れると
泣かせることが出来ないでしょ。
そして風太郎の考え。
そろって笑顔で卒業、
夢を見つけてやりたい
それが今の風太郎の願いなのでしょう。
願いを夢とするなら、今の風太郎の夢は
姉妹の夢を見つける事ですね。
それではお待たせしました。
今回110話感想その3、
「夢に願って泣いて叫んで微笑んで」
になります。今回もよろしくお願いします。
「五月...
あんなやつの言うこと、
真に受けてんじゃねーぞ」
五月の心配をし、姉妹の部屋に向かう風太郎。
この風太郎の言葉で、
無堂の人物像も少し見えそうですね。
リビングにいる五月。
さみしがりの五月は何かあると、
リビングにいるんですかね。
18話でケンカしたときもリビングで勉強して
そして今回110話でも。
しかし、今、不安なまま勉強して
それは身に入るのでしょうか?
入らないでしょうね、きっと。
私には、逃げてるように見えます。
勉強はしていますが、夢と向き合う事から逃げてる。
きっと無堂と会うのも嫌なのでは?
「お前...」
「上杉君...こんなこと、意味ないというのに…
私は何をしているのでしょう…」
五月も、それはわかっています。
こんなことをしても意味がない。
そして風太郎が来ると思っていたのでは
ないでしょうか? 対応があっさりです。
来ると思っていた... 来てほしかった。
「あのおっさんのことなら気にすんな
どうせ適当なこと言って...」
「いいえ、そうじゃないんです」
「お母さんも言っていたんです」
五月、あなたは私のようには絶対ならないで下さい
無堂が直接どうこうではないんですよね。
母親への思いがわからなくなってきた。
「それなのに諦められない
未だにお母さんを目指してしまっている
そう願う私は間違っているのでしょうか?」
確かに、無堂は諦めろと言っているようなものです。
しかし、五月は諦めきれない。 そして、
それが正しいのかがわからない。
「それもそうか...
教師なんてなってもいいことないしな」
「え?」
五月は風太郎が家庭教師していることを
風太郎自身どう思っているか、それは理解しています。
「いいことない」なんて言うはずがないんです。
「いいことない」それは意味があって言うからでしょうね。
優秀な生徒ばかりとは限らない
世の中には想像を絶する馬鹿がいるのだと
思い知らされる
自分のポリシーを曲げてでも
付き合っていかなければいけない
他人と関わるってのは心身ともに
疲れること間違いなしだ
中には反抗する生徒も出てくるだろう
そんな時も逃げ出さず、向き合い続けなければいけない
マジで大変だったぜ
俺はもうこりごりだ
教師なんて絶対になるもんじゃない
「だが、それがどうした
他人の戯言なんて聞く価値もない」
あえて悪く言う事で、他人の言う事を気にするなと、
そう伝えたかったのでしょう。
それが響く
風太郎のその気持ちが、想いが
風太郎の言葉が その言葉にある、優しさが
「お前の夢だろう
どれだけ逆風だろうが
進も諦めるもお前が決めろ」
そして決めるんです。五月の夢が正しいのか。
風太郎の言葉を受け、涙し、夢を決める。
「…本当に私の夢なんでしょうか…
私はお母さんになりたいだけ、
以前ある人に言われたことがあります」
下田に言われていたことも気にしています。
お母さんになりたいだけ、では…
「アホか、憧れの母親なんだろ
忘れる必要なんてないんだ」
忘れるのではなく、憧れ、そして心に刻む。
『先生』になりたい理由があるならな
大事なのはその理由。
夢に対する、その夢を追いかける理由。
母を目指して夢を追うのと
夢を目指して母を追うのとでは大きく違う
お前がそれを理解できているなら
親に憧れ志すことは
絶対に間違いじゃない
母親になる夢、ということではなく
母親に憧れ、夢を追う。
履き違えなければ、憧れを追うことは
夢への原動力に十分になりえるでしょう。
理想を追う、夢。 それが理由。
「突然現れたおっさんなんかより、
お前が母親のことをよく知ってるはずだ
お前は自分が見た、それを信じればいい」
他人の言う事です。
戯言だったら跳ね除けたらいい。
自分の夢は、他の誰でもない、
自分の想いで、自分で決めるんです。
そして五月の心にあるものは
お母さんは私の理想の姿です
強くて
凛々しく
優しくて...
私は…
そして夢を決める 叩き出すように、叫ぶ
「お母さんのような先生になりたい!
私は私の意志で母を目指します」
心が叫んで、出した答えはきっと本物です。
それが本当の五月自身の夢なんでしょう。
願いであり、希望です。 母親を目指す、欲望。
それはきっと間違いなんかじゃない。
下田もきっとこの言葉が
聞きたかったのではないでしょうか。
「......生徒が願うなら家庭教師である俺に
出来る事は一つだけ
全力でサポートする、それだけだ」
よく決めたな、応援する。
風太郎はそう言ってますよね。
「…ふふ、いいこと思いつきました、
上杉君」
「勉強教えてください」
「勿論だ」
背中を押してくれて、ありがとう。
夢を決断してくれて、ありがとう。
涙して叫んで、そうして決めた夢に、喜び、微笑む。
悩んで夢を決めてくれた、その気持ちを受け止め、微笑む。
自分の為に、誰かの為に、
言葉を通して、わかりあう。
もしも、言葉に温度があるのなら、
お互いのこの言葉は、とても暖かいものなのでしょう。
言葉というのは、時にどうしようもなく、
優しいものだったりします。
そして特別な言葉はきっと、相手の心に響く。
居心地の良い、暖かいものなんでしょう。
暖かいから時に涙し、時に微笑む。
その優しさに、甘えさせられる。
たまには甘えてもいいんじゃないでしょうか?
「…ありがとうございます
ですが、その前に」
「やらなければいけないことが
あります」
「私、あの人に会いに行きます」
そうですね、姉妹五人と風太郎での、
無堂への決着を。
その掴んだ夢の力で跳ね除ける!
何もあげません、なんて。
それどころか、きっと返しきれないものを
お互いに届けあっています。
それはきっと大切で、
きっとどうしようもなく、
暖かいものなのでしょう。
110話感想その3
「夢に願って泣いて叫んで微笑んで」
終了になります。多少強引な書き方で、
涙を取りに行った事は認めます。
どうだったでしょうか? 私は満足です。
勝とうが負けようが、これが全力です。
私は楽しく書けました。
応援してもらう人と勝負するこの企画、
またやりたいですね。
最後に一つ。
感想とは…
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前回の109話感想になります。
遊びありすぎたのは私の反省点です。
当ブログでは風太郎の考え方がわかっている
前提でお伝えしています。ネタバレっぽい内容を
知りたい方はこちらでご確認下さい。
私が考察しただけで、内容の保証はしかねます。
中野四葉の愛を紡いでいく 、
着地地点の決まっていない『愛』シリーズでしたが
ついに完結です。少し書き方特殊ですが。